表現するって面白い! 演劇ワークショップ2022 終了しました! 

新学期がはじまりましたね。
みなさんの夏休みは、いかがでしたでしょうか。

のびーくではこの夏、「演劇ワークショップ」を開催しました。
台本があって役を振り分けて演じて発表する…というものではありません。
のびーく流の「演劇」は、「正解」も「いい・悪い」もない、自由な表現活動です。

演出家でもある講師の柏木陽さんが出した「お題」に、自由な発想で応えていきます。

例えば「みんなでお話をつくる」ワーク。
一人が1文を考えて、次の人にバトンタッチしていきます。

Aくん「○○がいました」 ふむふむ
Bくん「○○は▼▼しました」 そうなのね
Cくん「そこに、なんと、⊡⊡がきました」 ええ~!
Dくん「⊡⊡は××しました」 なんと!

どうつなごうか、一生懸命考える子。
なんとかおもしろく展開しようと頭をひねる子。
全く別の流れに持っていく子。

何を言ってもお話はつながっていくので、すべてOK。
「わかりません」と言う子も、躊躇する子もいません。
1周まわってお話は完成。パチパチパチ、で終わります。

ちなみに、
「○○から△△が出てきました」とEくんからバトンを渡されて、
しめたとばかりに、
「△△からは、また○○が出てきました」とつないだアズマ。
講師の柏木さんから、
「アズマっち!延々と続いちゃうでしょ!」と叱られ(笑)、
「マトリョーシカは禁止!!!」とみんなに通達されました。
ゴメンナサイ。

また、「昔話の2つの場面を表現して」と言われて、子どもたちが表現したのは、
「浦島太郎」。

「カメやるー」「じゃ、ぼくはいじめる」「ぼくは助ける」
と分担し、
「どうしよう、ふんでみようか」「もっとふんでいいよー」「助けるのはどうしよう」
と、見ている人に伝わるように、表現します。

「これは…太郎ですね!表じゃなくて、ウラですね。うらしまたろうですね!」
と、柏木さんにあててもらって拍手をもらい、うれしそう。

最後は、
みんなでまた1文をつないでお話つくり、「身体で表現してみましょう」と柏木さん。

自分がつくった1文をいいながら、次々に入っていき、
最後は全員が何かの役で表現に参加。
みんなでシーンを創り出し、完成させました。
「協力」や「一体感」を感じたひとときでした。

でも、最初からうまくいったわけではありません。

初回は、講師の質問に「うーん」と答えが出ない子も、
あえて、ちがうことをしようとする子も、
「(意見が)ない」という子も。

でも、「ない」わけじゃないんですよね。
「こんなこといったらおかしいかな」
「まちがえてないかな」
そう思って、応えられなかったんじゃないでしょうか。

そんな閉じた心を、楽しいワークで少しずつほぐしていきます。
「絵・しりとり」や「お手玉遊び」など、
言葉を使わずに相手に伝えたり、身体でルールを理解したりするワークの中で、
柏木さんは、どんな言葉も表現もユーモアを持って受け止め、前へと進めてくれました。
笑いがおこる中で、子どもたちは、
「なんでも大丈夫なんだ」「こんなこと言っても平気なんだ」
と感じ取ってくれたようです。

「演劇ってどんなことするのかな」と不安に思っていた気持ちが、ほぐれていきました。

想像力豊かなF君も、学校の授業では自由な発言を注意されがちですが、
ここでは何をいっても、「いいね」といかされ、のびのびしていました。

最後の「今日の気持ち」を1ポーズで表現する課題では、
腕を前に出してジタバタして「かえりたくないよー」を表現した子もいましたよ。

「夏休みの2番目の思い出になったそうです」(1番目は家族旅行なんですって!)
「とっても楽しかったと何度も言っていました」
「よい機会をありがとうございました」

保護者の方からもそんな声が届きました。

言葉でうまく伝えられない。
コミュニケーションが苦手。
そんなお子さんにもぜひ参加してもらいたいな~

と思いました。またの機会にぜひ!

 

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