計画するより「あるがまま」が一番よく育つ

のびーくのアズマです。

ご相談を受けていて、よく出てくるのが「この先」ということ。

今はついていけるか心配だから支援学級にいるけど、
大きくなったら通常級に移りたい。
今は学校に行っていないけど、
中学に入るまでには学校にもどってほしい。

だって、将来、自立してほしいから。
高卒資格をとってほしいし、できれば大学にも行ってほしい。

 

子育てのゴールを思う時、「自立」ということが頭をめぐると思います。
子を思い、「こうなってほしい」と願うこともありますよね。

でも、そこから逆算してもしかたないな、と思うのです。
子どもの成長は、
周囲の努力によって「計画」どおりに進められるようなものではないからです。

本人がもつ力や個性。それが「あるがまま」に育っていく。

サクラはサクラに、スミレはスミレに、ひまわりはひまわりに育っていくように。
できるのは、サクラをスミレにすることではなく、
枯れないよう、まっすぐに伸びていけるよう、
あたたかい日の光を浴びせ、水をたっぷりやることだけ。

子どもも同じ。
強い風で折れてしまうことのないよう、
乾いて枯れてしまうことのないよう見守り、
心地よい環境を整えていくことが大事だと考えます。

「計画」はときに、子どもも保護者も追いつめてしまいます。

「今ある姿」をよく見て、
ひとつひとつの成長を一緒に喜んでいけるといいですね。
計画から逆算して足りないところを憂えるのでなく。

今を笑顔で過ごせているか。それが一番大事。
その先にこそ、伸びやかな成長があるのだと思います。  

 

 

 

 

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