子どもの「学ぶ機会」確保、というならば

のびーくのエンブツです。

先般の某市長の発言から、逆に「フリースクール」への注目が高まっています。

「子どもたちに、学校だけではない『多様な学び』の機会を提供している場こそ、フリースクールだ」と、

応援してくださる声も聴きます。

「学校は行っても行かなくてもいい」と思っている私たちですが、

子どもたちに「学びの機会」は必要、と考え、

子どもたちの興味・関心に基づき、日々、様々なプログラムを考えています。

その中で、様々な「施設訪問」や「工場見学」などを計画することもあります。

が、

ここで問題が発生します。

そういった施設の多くが「学校枠」を設けているのですが、私たちフリースクールは「学校枠」として認められないのです。

少人数のため、「団体枠」としても受け付けてもらえません。

そのため、入場料の割引がなかったり、そもそも「申込み」ができなかったり、、、。

子どもたちの「みてみたい!」「行ってみたい!」という気持ちを大切に、「多様な学びの機会」を提供したくても、
それを阻む現実、、。

それでもなんとか、見学可能な施設などを探したり、工夫を凝らしています。

一方で、「わが社のこの製品を提供させてもらえませんか」「無料試写会へご招待」というご案内も時々いただくようになりました。

残念ながら、目的が異なったり、遠かったり時間が合わなかったりで、利用させていただくことは難しい場合が多いのですが、

民間企業の間でも、フリースクールなどに通う子どもたちの「学びの機会」への協力が、社会貢献の一環として捉えられ始めていると感じています。

法律でも、学校以外の場における学習活動を行う不登校児童生徒に対する支援(教育機会確保法 第十三条)※として、

国や地方自治体が必要な措置を講ずるもの、としていますが、企業や社会の理解もさらに広がれば、

子どもたちの「学びの機会」はもっともっと、広がるのにな、と思うこの頃です。

 

※(学校以外の場における学習活動等を行う不登校児童生徒に対する支援)
第十三条 国及び地方公共団体は、不登校児童生徒が学校以外の場において行う多様で適切な学習活動の重要性に鑑み、個々の不登校児童生徒の休養の必要性を踏まえ、当該不登校児童生徒の状況に応じた学習活動が行われることとなるよう、当該不登校児童生徒及びその保護者(学校教育法第十六条に規定する保護者をいう。)に対する必要な情報の提供、助言その他の支援を行うために必要な措置を講ずるものとする。

 

フリースクール無料入会説明会 開催します!(保護者様向けの説明会です)

日時:11月11日(土) 10:30-11:30

場所:のびーくハウス (西武池袋線「石神井公園」駅より徒歩11分)

対象:のびーくフリースクール入会にご興味のある保護者の方 先着5組

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※具体的に入会を希望する方は「入会相談」、入会を考えていないがお悩みを相談したい方は「有料相談」をご利用いただけます。