ご卒業、おめでとうございます

今日は、区内の小学校の卒業式ですね。
6年生の皆さん、保護者の皆様、ご卒業おめでとうございます。
みんな、うれしく晴れやかな気持ちで、式を迎えてくれているとよいなと思います。

入学前から、教室に通ってきてくれたA君。
「文字がなかなか覚えられません」とご相談を受けてから、
ひらがなをひとつひとつ一緒に覚えていったのが、ついこの間のようです。
卒業前に、ながーい物語を書いたのを、読ませてもらいましたよ。
書くのが好きではなかった君が、こんなにたくさん書けるようになっていたなんて。
A君らしさのつまったストーリー、「書きたい!」という気持ちが、背中を押したのでしょうね。
ワクワクするような楽しいお話でした。

のびーくの子どもたちそれぞれの、6年間の小学校生活。
できないことや苦手なことにたくさん出会うのを、見てきました。
悔しかったこと、いっぱいあったよね。
でも、くじけそうになりながらも前を向き、「できること」を続けてきました。
へこたれなかったからこそ、こうして今も、私たちと一緒に、学ぶことを続けているんだよね。
学びにくさを抱えながらのひとりひとりのチャレンジに、拍手を送りたいと思います。

「中学では、先生の見てないところでイジメがあったりするんだよね」。
中学校生活への不安をもらすB君。
こうして、不安な気持ちを伝えられているのだから、大丈夫だよ。
担任の先生、学年主任の先生、相談室の先生。
学校には相談にのってくれる人がいろいろいるよ。
もちろん、のびーくの先生たちもいつでも相談にのるよ。
きっと、なんとかなる。だから、一人で悩まないこと。

 

卒業おめでとう。
何かとくらべなくていい。
自分のペースで歩めばいい。
自分らしい「花」を育てていけますように。
これからの道のりも、心から応援しています。