「子どもが輝く社会」に変えていくために

不登校30万人。

「学校は行かなくてもいい」
なんて、安易な言葉で片づけられる問題ではありません。

たしかに、学校は苦しい思いをしてまで行かなくてもいい。
子どもに必要なのは、「学びの場」であり「苦行の場」ではないのだから。

でも、子どもの育ちは、社会全体で支えていくもの
家庭だけに押しつけることに、なっていないでしょうか。
それでは、負担が重すぎます。

学校制度一本でいくなら、学校がすべての子の受け皿になるようにかえていくべき
そうでないなら、それができないのなら、学校に行かない選択をした場合の受け皿を十分整えていくべき。

「フリースクール」や「不登校の子の居場所」は増えているけど、まったく不十分。
私たちも、「学校に替わる学びの場」であろうと日々努力しているけれど、受け皿になれないケースも多々。
「不登校」という選択には、「学校に行かない」という「モンダイ」以外の事象が複雑にからみあっているから。
子どもの姿に合わせて、充実した活動ができる場を用意するだけでは、「ムリ」なんです。

深く傷ついた子どもには、より専門的な心理的支援が必要だったり、
学校よりずっと自由で柔軟な活動であっても、他と関わるには個別的な療育的支援が必要だったり、
親御さんが専門的なサポートを必要とされていたり。

力になりきれなかった悔しい思いを何度もしてきました。
でも、民間の一機関にできることには限界があります。

学校や子どもの育ちを支える社会を変えていかなければ。

フリースクール等との学校や行政との連携や、行政の不登校支援策が進められているけれど、

子どもの姿は見えているか。
家庭の姿は見えているか。

フリースクールが、安易な逃げ場だと思われていないか。

悩みや苦しみに触れさせてもらう立場から、声をあげていきたいと思います。
何かを責めるのでなく、子どもたちが育っていく場つくっていくために
未来ある子どもをつぶすのではなく、輝かせる社会に変えていくために。

 

※のびーくフリースクールでは無料の入会説明会を開催しています。詳細はこちら